自動思考

自動思考は認知行動療法で使われている用語です。

状況に応じて素早く無意識に湧き出てくる思考のことを言います。

たとえば、あまりにもやることが多すぎる状態になると人は「一度にすべてをやるのは無理だ」という考えが浮かびます。

これはじっくりと考えた結果ではなく、即時に頭に浮かんだと言えるでしょう。

これが自動思考です。

認知行動療法はストレスの軽減を目的とした治療法のひとつです。

自動思考が生じると人はその思考に基づいて感情が動いたり行動したりします。

しかし、ストレスを抱えている場合はその行動と現実の間にギャップが生じることになります。

そこで自動思考に気付くことで考え方を現実的なものに戻すことが必要となります。

自動思考はこのように認知行動療法で使われています。