ファビング

ファビング(Phubbing)は、Phone(電話) + Snubbing(冷遇)を組み合わせた造語で、スマホをはじめとするモバイル端末に熱中して、現実に居合わせている人へ意識を向けず、コミュニケーションが阻害されてしまっている状況のことを言います。

ファビングの実験

ある大学ではファビングと人間関係に関して以下の実験を行いました。

被験者に対して以下のアニメを視聴してもらい、人間関係に関して言及してもらいます。

A. 登場人物が普通に会話するアニメ
B. 登場人物のひとりが会話中にたまにスマホを見るアニメ
C. 登場人物のひとりが会話中ずっとスマホを見るアニメ
参加者の大半は「スマホを見れば見るほどコミュニケーションの質が低下し、関係性が壊れてしまう」という意見となりました。

また別の大学では交際経験のある男女にアンケート調査をしたところ、70%の人が「ファビングによりコミュニケーションが阻害されたことがあるか?」という質問に対し、以下の回答をしています。

  • ときどきある
  • 頻繁にある
  • かなり頻繁にある
  • いつもそうだ

つまりカップルであってもほとんどの人はファビングを経験していることになります。

人間関係への応用

ファビングを人間関係に応用する方法としては、まず人間関係を維持したいという人に対しては会話中にスマホを持たないと言うことになります。

使わないで持っているだけでも人間関係を阻害されたと感じる人が多いことは実験でも立証されています。

テーブルの上などにスマホを置くだけでも問題があるので、最初からスマホはしまい込んでおきましょう。

反対に関係を絶ちたいと考えるならば、会話するときは常にスマホを手に持っていることで、相手が離れていく可能性はあります。

しかし、人間関係を絶つと言うことはそれなりに理由がないとできないことなので、きちんと会話をして説明をしてから離れるのが得策です。