ストックホルム症候群

ストックホルム症候群(Stockholm Syndrome)は精神医学用語のひとつです。

1973年のストックホルム銀行で発生した銀行強盗の立てこもり事件に由来しています。

この事件では犯人2人と人質4人が131時間の監禁状態の中で、人質が犯人に対して共感を持つようになり、犯人に変わって警官に銃を向けたりしました。

また、監禁から解放された後も犯人をかばったり恋愛感情を抱いたりする被害者もいました。

こうした被害者が加害者に対して共感する心理的な状況をストックホルム症候群と呼んでいます。

これとまったく反対のケースもあります。

それはリマ症候群と呼ばれて、ストックホルム症候群と反対に加害者が被害者に共感を示したケースです。