72時間の法則

行動心理学には72時間の法則と呼ばれる法則があります。

経験上仕事で成功する人、仕事の評価が高い人は、行動するまでの時間が短いと感じたことはないでしょうか。

一方で仕事が上手くいっていない人は、仕事に取りかかるまでにいろいろと理由を付けてなかなか行動しない人が多いのではないでしょうか。

これは72時間の法則の内容を知ることで、なぜそうなってしまうのかを理解することができます。

72時間の法則とは

72時間の法則は人が何かをしようと決断しても、72時間以内に何らかの行動をしないと、その後は行動しなくなるという法則です。

つまり何もしないでいると脳が行動の優先順位をどんどん下げてしまうので、結局何もしないで終わる結果になるのです。

これが仕事の場合はまったく何もしないという人はほとんどいないので、少なくても72時間以内に仕事を開始してしまえば何とか形にはなるかもしれません。

ただし、すぐに仕事に取りかかる人に比べると仕事が遅いという評価を受けることになるので、高い評価を受けるためにはなるべく早く行動することが重要だということがわかります。

また、仕事に取りかかるのが早ければ、ある程度の失敗は取り返すことができますが、仕事を先延ばしにしてしまうとほんの少しのミスで失敗する可能性が高くなります。

72時間の法則という名称ですが、これは最終的に行動しなくなる限度の時間だと考えましょう。仕事で高い評価を得たいと考えるのであれば、なるべく早く行動するほうがいいのは間違いありません。