3:33の法則

3:33の法則とは、よいことは3人に伝えるが、悪いことは33人に伝えるという意味で、悪い噂ほど広まりやすいという法則です。

この法則の根拠や提唱者は不明ですが、実際に自分がどちらの話題を主に広めているかを考えると、信憑性が実感できるのではないでしょうか。

3:33の法則は主にビジネスの世界で教訓として伝えられています。

3:33の法則の応用

消費者を対象とするビジネス、たとえば客商売と言われる直接消費者に商品やサービスを提供するビジネスでは、3:33の法則を発生させないことが重要です。

自分でも経験がある人は多いと思いますが、自分が利用した店舗の従業員の態度が悪かったり、サービスが酷かったりすると人に話したくなります。

話した相手に共感してもらうことで、憂さを晴らすことができるからです。

反面、よいことはその店舗のサービスが他と比べてよほど突出していない限り、わざわざ第三者に伝えることはありません。

その店舗を紹介した相手に万一にも文句を言われることが嫌だからです。

そのため商品やサービスを提供する側は、3:33の法則によって商品の瑕疵やサービスの不足が思った以上に大きく広がってしまうので注意が必要になります。

ただし、3:33の法則は普段利用する店舗ほど適用される傾向があります。

たとえば、高級品を提供する店舗であれば、日常的に利用する店舗ほど店舗や取扱商品が話題になることが少ないと考えられます。

そう考えると3:33の法則はすべての業種に当てはまるわけではありません。

より日常的に利用する顧客が多い業種ほど注意しましょう。