エージェント・ディテクション

エージェント・ディテクションとは、人間に限らず動物においてもある感覚のひとつで、たとえば土にくぼみを見つけたときに猛獣の足跡かもしれないととっさに判断することを言います。

英語の綴りはAgent Detectionです。

エージェントには代理人や仲介者、スパイの意味までありますが、基本的に当事者ではなく表に出ない人物というニュアンスがあります。

ディテクションは察知という意味なので、「物事の背後にいる人物(存在)を察知する」心理と解釈できます。

古い時代であれば、自然災害を神の怒りと表現して、災害の背後にそれを発生させた存在があると信じていました。

これがエージェント・ディテクションですが、なぜエージェント・ディテクションが存在するのでしょうか。

エージェント・ディテクションが起こる原因

現在では猛獣などによる危険はなくなっていますが、古代では森など周囲が見渡せない場所にいるときに、枝が折れる音などがすれば何かいると警戒するのが命を守ることにつながっていました。

つまりエージェント・ディテクションが正しければリスクを軽減でき、たとえ間違っていてもリスクが増えるわけではないので、エージェント・ディテクションが普通に発生していたと考えられます。

人間や動物の本能によるリスク回避のためにエージェント・ディテクションができた可能性が高いのです。