個人化

個人化とは、物事をすべて自分個人の問題として捉えてしまうことです。

英語ではPersonalizationと言います。

たとえば、職場で上司の機嫌が悪いときも、自分の言動が原因ではないかと考えたり、職場の後輩が失敗したときには、自分の指導が悪かったのではないかと考えたりするのが「個人化」です。

このように個人化では自分がコントロールできないことに対しても、自分の責任と感じてしまいます。

反対に自分の責任なのに他人の責任だと考えることを被害者意識と呼びます。

個人化の原因

個人化が起きる原因としては「影響」と「操作」を混同してしまうからだとも言われています。

つまり、物事が失敗して責任を感じなければいけない人は物事を「操作」した人になりますが、個人化によって責任を感じてしまう人は、「操作」ではなく単なる「影響」を与えた人です。

些細な影響でも責任を感じてしまうのは、まるで自分が主導的に操作してしまったと考えてしまうからで、単なる影響しか与えていなかったのに、まるで自分が操作・コントロールをしたと混同しています。

個人化に陥りやすく何にでも責任を感じてしまう人は、失敗の原因とそれを主導した人は誰なのかを客観的に見直してみましょう。

そうすれば自分の影響がなくてもその失敗は起こりえたと考えられるようになるでしょう。