If-Thenプランニング

If-Thenプランニングは、社会心理学者のハルバーゾン博士が推奨する、目標達成のための心理学を応用したテクニックです。

If-Thenプランニングでは行動する前に「いつ」「何」をやるかを決めておきます。

こうすることで漫然と行動するよりも実行できる可能性が2~3倍高くなるといわれています。

If-Thenはもしこうなったらこうするという意味で、物事を以下のように決めておくことを示しています。

  • もし、○○だったら(If)
  • ××する(Then)

上記の方式であらかじめ推測される出来事に対して、上手くやり過ごす具体的な解決策を決めておいて計画として書き記しておくのです。

If-Thenプランニングの具体例

ハルバーソン博士の著書では以下のような具体例が示されています。

例1

もし、午前中に報告書が完了しなかったら、午後の最初の仕事は報告書を書き上げることにする。

例2

もし、同僚とおしゃべりをしてしまい仕事がはかどらなかったら、おしゃべりを5分と決めて5分後に仕事をする。

例3

もし、午後6時になったら、会社の事務をする。

上記の例を見てわかるとおり、If-Thenプランニングでは具体的に対応策を定めていますが、その一つ一つは難しいことではありません。

むしろ、なるべくシンプルにすることで確実に実行できることを決めているのです。

If-Thenプランニングが効率的な理由

時間に追われている現代社会では目標を達成するためにするべきことが、できなくなることが多くあります。

しかし、時間に追われていてもやるべきことの時間を作ることは不可能ではなく、むしろやるべきことを忘れてしまっているだけかもしれません。

If-Thenプランニングでは「いつ何をやるか」ということをあらかじめ計画しておくことで、成功のために必要な行動を確実に実行できるようにしています。

If-Thenプランニングが効率よく機能するためには以下の要素が必要になります。

  1. ルールの数は少なくする
  2. 使う人に合わせて変更ができる
  3. 具体的にする
  4. 柔軟性がある

上記の要素はあらゆる計画に当てはまり、上記の要素が多く含まれているほどその計画は協力で効果的になります。

If-Thenプランニングは上記の要素をすべて満たしているので、最良のプランニングということができます。