読心バイアス

読心バイアスは、自分は人の心が読めていると思い込んでしまう心理傾向のことです。

といっても超能力者だと思っているわけではなく、自分勝手に人の心を推測してそれを真実だと思い込んでしまうのです。

しかも、その内容はとてもネガティブなもので、自分で相手の心を読んだと思っていることは以下のような内容となります。

  • 相手に対して、つい言い過ぎた場合「相手から嫌われたに違いない」と思い込む
  • 「自分は学歴がないので、高学歴の人が多いここでは馬鹿にされている」と考える
  • 仕事で失敗したとき「周りの人は自分を仕事ができない人間だと思っている」と考える

上記のような考えは完全に自分だけの思い込みですが、自分であればこう考えるという前提から事実のように受け取ってしまいます。

読心バイアスへの対処法

自分の思い込みを前提に相手の表情を見ると、自分を馬鹿にしたように見えてしまいます。

そこで考え方を切り替えて自分が考えていることとまったく正反対だと考えてみましょう。

どちらにしても自分の思い込みなので、なるべくポジティブに考えた方が自分のプラスになります。

ポジティブに相手の心を読んでみると、自分を馬鹿にしていた表情もほのぼのとした表情に見えるかもしれません。

本当に相手の心は読めないので、自分の想像であることを意識すると違った風景も見えてきます。

心理学者でさえ第三者の心を読むことはできないと考えてみれば、自分に読めるはずがないと思うことができるはずです。