頻度錯誤

頻度錯誤(Frequency Illusion)は、一度あることを気にしてしまうと、頻繁に関連する情報が目に付いてしまう心理のことです。

たとえば、今日のラッキーカラーは赤と言われて気にし始めると、周囲に赤が目立つようになりますが、赤が急に増えたのではなく赤色を気にするようになったことが原因です。

むしろ自分から探していると言ってもいいでしょう。

頻度錯誤は一般的にカラーバス効果と呼ばれることがありますが、色を浴びるということが由来で頻度錯誤と内容は同じです。

ただし、正式な心理学用語ではなくある著書で使われてネットで広まったという経緯があるようです。

また、頻度錯誤は「バーダー・マインホフ現象」と呼ばれることがありますが、バーダー・マインホフは日本ではドイツ赤軍と呼ばれるテロリストグループです。

この名前をニュースで聞いたところ、その後やたらとその名前を見たり聞いたりするようになったと言う逸話から名付けられました。