テディベア効果

テディベア効果は仕事などで行き詰まったときに、人形に話しかけるように自分自身と会話することで自然に問題が解決してしまう心理効果のことです。

テディベア効果はコンピューター業界から発信されたもので、ある大学のヘルプデスクに置いてあったテディベアに問題を説明させたことに由来します。

プログラミングでバグ(エラー)に困っている学生は、テディベア人形にその問題について説明します。

そうして自分のプログラミングを他人(実際は自分自身)に説明することで、自分自身で問題に気付いて自然に解決することが多かったといい、テディベア・プログラミングとも呼ばれています。

テディベア効果が発生する理由は以下のことが考えられます。

まず、自分の頭の中だけで考えずに、誰かに説明するように言葉にして、それを自分で聞くことが客観的視点で見ることに役立ったと考えられます。

また、テディベアに話すという行為には真剣さは必要がないので、気軽に話すことがリラックスにつながったとも考えられます。

問題が起きたときは解決しなければいけないと気が焦り、自分だけで解決しようとすると思考が堂々巡りになってしまいます。

この両方を解決してくれるのがテディベア効果と言えるでしょう。