オフビート話法

オフビート話法はコールド・リーディングのテクニックのひとつです。

コールド・リーディングは事前準備をせずに、外観の観察か会話から得た情報を元にして、相手のことをよく知っていると思わせる話術です。

人は警戒するなど緊張状態の時は、売り込みやセールスに対して身構えてしまい、購入に結びつく可能性が低くなります。

そこで緊張感が解けて警戒心がなくなった瞬間に売り込みの話をすることをオフビート話法と呼びます。

売り込みに限らず緊張感の解けたときにする話は相手に納得してもらえる可能性が高くなります。

オフビートは音楽用語でバックビートやアフタービート、日本語では裏打ちと呼ばれるリズムの取り方です。

4拍子の場合1拍目と3拍目にアクセントを付けるのが通常ですが、2拍目と4拍目を強調するのがオフビートになります。

相手の裏をかく話法という意味で、オフビート話法と呼ばれています。

オフビート話法の例

セールスや売り込みではオフビート話法がよく使われています。

たとえば、商談前後の雑談や途中の休憩などで、相手から緊張感がなくなったときに不意に商談の核心的な話をすると商談が成立しやすくなります。

商談だけでなく幅広くコミュニケーションの方法として使うことができるので、恋愛でもオフビート話法は効果的です。

いかにもこれから口説きますといった雰囲気で話しかけても、相手の警戒心を強めてしまうだけです。

焦らずに世間話や趣味の話などで緊張感をほぐすことを考えましょう。