ゼロサム思考

ゼロサム思考(Zero-Sum Thinking)は、誰かが得をすればその分誰かが損をするという考え方のことです。

ゼロサム思考は、経済学で使われるゲーム理論の中のゼロサムゲームに由来します。

わかりやすい例を挙げると、麻雀も得点を参加者4人で奪い合うゼロサムゲームのひとつです。

得点は4人の中で行き来するだけでトータルは変わらないのがゼロサムです。

ゼロサム思考のメリット・デメリット

他人をいい人、悪い人で判断したり、成功か失敗かの2択で判断したりするのがゼロサム思考です。

また、0か100かといった一種完全主義のような思考パターンでもあります。

そのため、1つでも短所を見つけてしまうとそれにとらわれてしまい、すべてが悪いという考えになってしまいがちです。

完璧でなければやらない方がましといった考えになるのがゼロサム思考です。

反対にその考え方がいい方向に振れたときには、ゼロサム思考をする人は成功する可能性が高くなります。

やるべきことや、やりたいことに向けて全力を傾けることができるので、ゼロサム思考はデメリットばかりではありません。

つまり、ゼロサム思考がメリットになるかデメリットになるかは、0と100のどちらに振り切れるかの違いでもあります。