メル・ロビンスの5秒ルール

5秒ルールは弁護士のメル・ロビンスが提唱した行動のモチベーションを上げるためのルールです。

行動を起こす前に5秒のカウントダウンをして、ゼロになったと同時に行動するという単純なルールです。

単純すぎて効果を疑う人が多いかもしれませんが、脳は5秒で行動を起こさないと行動しない理由を考え出してしまうと言われています。

つまり脳がやらなくてもいい理由を探す前に行動してしまうことで、行動への躊躇をなくしてしまうという考え方です。

脳の働きと5秒ルール

人にはルーティンワークという毎日無意識のうちにする行動パターンがあります。

毎日繰り返す内に脳の中に自動運転として組み込まれてしまっているので、この習慣を変えるのは簡単ではありません。

そこで自動運転が発動する前に急ブレーキを踏んで行動を変えてしまうのが5秒ルールと言うことができます。

たとえば、毎朝二度寝をしてしまって会社や学校へ行くのがギリギリという習慣になっている場合でも、5秒カウントダウンして布団から抜け出すことで慣習を変えることができます。

これを毎日繰り返すことで今度はすぐに起きることがルーティンとなります。

このように生活環境をよい方向に変えることができるのが5秒ルールです。

5秒ルールの応用

5秒ルールは以下の時に使うと効果を発揮します。

生活習慣を変えたいとき

生活する上で今のままでは困ることがある時は、5秒ルールを応用して生活習慣を変えることができます。

毎日掃除する癖を付けたい、反対に間食をする癖をなくしたいといったときも5秒ルールで解決できます。

また、5秒ルールを適用することで、それまでの生活習慣を見直すことにもつながります。

何か新しいことをはじめたいとき

何か新しいことをするには、いろいろ準備したり調べたりと言ったことが面倒で、ふんぎりがつかないことが多いものです。

しかし5秒ルールでとりあえずはじめてみると、準備や調査はそれからでも充分に間に合うことに気付くはずです。

まずははじめてみるというきっかけになります。