心理学用語

予言自己成就の法則

予言自己成就の法則とは、根拠のない思い込みや噂であっても、それが正しいと信じて行動することで、それが現実になってしまう現象です。アメリカの社会学者ロバート・K・マートンによって提唱されました。

予言自己成就が起こるメカニズムとしては、以下のような点が挙げられます。

* 思い込みや噂によって、人々の行動が変化する。

* 行動の変化によって、状況が変化する。

* 状況の変化が、思い込みや噂を正しくしてしまう。

たとえば、ある銀行が倒産するという噂が流れたとします。この噂を信じた人々は、銀行に預金を引き出すようになります。預金の引き出しが相次ぐことで、銀行の経営が悪化し、実際に倒産する可能性が高まります。

また、ある人が「自分は仕事ができない」と信じているとしましょう。この人は、仕事に対して消極的になり、自信を持って行動することができません。そのため、仕事で失敗する可能性が高くなり、ますます自分は仕事ができないと信じ込むようになります。

予言自己成就は、個人だけでなく、社会全体にも影響を与える可能性があります。たとえば、ある国が「自国は経済が衰退する」と信じているとします。この国では、人々が消費や投資を控えるようになるため、経済の衰退が加速する可能性があります。

予言自己成就を防ぐためには、思い込みや噂を鵜呑みにせず、冷静に状況を判断することが大切です。また、自分の思い込みを正しく認識し、それを払拭するための努力をすることも重要です。

予言自己成就は、良い方向にも悪い方向にも働く可能性があります。ポジティブな方向に働かせるためには、自分自身が信じていることを、常に客観的な視点で見直し、必要に応じて修正していくことが大切です。

参考URL:

【自己成就予言(心理学用語)】|社員研修なら未来マネジメント


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